今頃、市街地のちょっとした地面で黄緑色の草叢を作っている。半日陰の湿ったところを好むようだ。ハコベの仲間で、盛んに分枝して上部が立ち上がり草丈は50㎝ぐらいになる。確かに牛が好みそうな感じである。
一方花は小さく、春先から咲いている普通のハコベと同じぐらいの大きさ(径6~7㎜)だ。特徴は5枚の花弁がそれぞれ深く二裂して10枚に見えること。また雌シベの先が5本に分かれている(ハコベは3本)というが、この画像ではよくわからない。
ナデシコ科ハコベ属。なぜかこの花に魅かれる。平面的でありながら、ガクも含めた独特の造形と、白と黄緑のフレッシュな色で、シンボルマークのような訴求力を感じるためかもしれない。