近所の丘陵地に毎年見に行く秘密の場所がある。秘密といっても、周辺の有志の方が手入れしている里山のようなところの片隅で、関係者はご存じのはずだ。画像はまだ開く前のツボミの状態。なんともいえぬ素朴でピュアな姿である。ただし花が咲いても開き切らずつつましい。このブログでは毎年アップしている。
ここではポツンと一本生えている。昨年も花を付けたが、次に見に行くと消えていた。今年もまた生えてきたのでホッとしている。花だけ誰かが持って行ったのだろうけれど、やめてほしい。
キンランは周辺の木や菌類と複雑でデリケートな共生関係を築いている。つまりこれが咲くことはそこの自然(生態系)が保全されていること、ひいてはその周辺の地域の環境が良いことを示している。地域の人はそれを誇ってよいと思う。