冬にも枯れず、花を付けているのを見ることがあり、一年中どこかで咲いている花である。本来の花期は春から初夏で、今頃は住宅地の庭先など至る所で見かける。逸出して野生化したものも多い。
花が径5㎝ほどもある大型で、青紫のパステルカラーも目を引く。色のグラデーションは蛍光を発しているようだ。形は左右対称ではなくスクリュー状で、72度回転するごとに重なる回転対称である。花は五裂して根元で合着しており、五角形の構造(副花冠)が不思議な幾何模様を作っている。中央に5本の雄シベがあり、雌シベはその下で見えない。
ヨーロッパ原産のキョウチクトウ科植物。ツル性でないニチニチソウを育てた時、名前の通りずっと花を付け続けるので飽きてしまった記憶がある。この植物の場合、ツルというよりは新芽が付いた枝(シュート、徒長枝)が真っすぐ伸び続ける感じだ。葉に模様(斑、ふ)が入った園芸種もよく見る。
年々増え続けている印象がある。繁殖力が旺盛なだけでなく、天敵もいなのであろう。虫食いのものを見たことがない。庭に植えるときは気を付けましょう。