植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ホトケノザと麦畑

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 研修農場の一角に小麦の畑があり、これまで数回麦踏みをした。今日は寒風が吹きすさんでいるが、画面向こう側の麦は、数日前の温かさで急に大きくなったような気がする。陽光に葉が光って逞しいものだ。同時に、隣の空きスペースに生えていた雑草のホトケノザが満開になった。緑と赤紫のコントラストはどちらも鮮やかだったが、画像にするとあまりきれいではない。なかなか見た通りに撮るのは難しい。

 昔関西にいた時も同じような景色見た記憶があるが、少し様子が違う。関西では早春に田畑を覆う赤紫色の花はマメ科のレンゲで、場所も主に田植え前の田んぼである。シソ科のホトケノザと見た目が似ているのが面白い。

 また関西では麦踏みもあまり見た覚えがない。この辺りは関東ローム層で霜柱ができやすく、踏んでやらないと根が浮き上がって枯れてしまう。一方関西は気温がやや高いこともあるが、花崗岩由来のサラっとした土で、そういうことがないせいかもしれない。なお、麦自体は踏んでも元気に育つ。