2021-03-02 ヨモギと雨粒 野の花 3月に入り今日は春の嵐である。枯草の中に芽を出したヨモギの葉の上に、今朝の雨で大きな水滴が乗っている。冬にはなかった、水と柔らかい光。やっと春が始まったという気がする。 キク科の在来種。道端など至る所で見られる代表的な雑草だ。若芽は銀白色の産毛をまとっておりすぐヨモギとわかる。8-10月には背が1mぐらいの大きな株になり、地味な花を付ける。大量の花粉を飛ばす風媒花である。 小さい頃祖母が摘んできて、草餅を作ってくれた。子供の私には青臭さと独特の香気が強くて、いまだに苦手である。