植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ヨモギと雨粒

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 3月に入り今日は春の嵐である。枯草の中に芽を出したヨモギの葉の上に、今朝の雨で大きな水滴が乗っている。冬にはなかった、水と柔らかい光。やっと春が始まったという気がする。

 キク科の在来種。道端など至る所で見られる代表的な雑草だ。若芽は銀白色の産毛をまとっておりすぐヨモギとわかる。8-10月には背が1mぐらいの大きな株になり、地味な花を付ける。大量の花粉を飛ばす風媒花である。

 小さい頃祖母が摘んできて、草餅を作ってくれた。子供の私には青臭さと独特の香気が強くて、いまだに苦手である。