今までどこにあるのかもわからなかったが、2月の季節外れの温かさで一気に大きくなり、花までつけてしまった。この株は直径20㎝以上ある。すごい成長力だ。特徴的な花びらの無い花をたくさん付け、総苞片(花全体を包むガク)には黒い点々模様がはっきり見える。
葉にワタボコリのようなものが付いており、奇異な感じを受けた。そのため全体が白っぽく見える。普通この植物は毛が少ないはずだ。花の後はタンポポ型の綿毛ができるが、まだ花は咲いたばかりなので、綿毛が散らばったわけではないようだ。カビによる病気とも思ったが、葉そのものは至って健康そうなので違うと思う。ネットで調べると、早春のこの植物の画像に同じようなものがあったので、こうなる性質があるのだろう。保温の効果があるのかもしれない。
他にも、冬に陽だまりで細々と咲いていたホトケノザなども急に大きくなっている。まだ殺風景な街角も、探してみると小さい春は色々とあるものだ。