植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ユキヤナギ2021

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 ここ2,3日暖かい日が続いたが、今日は一転して真冬のような寒い風が吹いている。まだ2月なのでさすがに花はまだだろうと思っていたが、街を歩いていてこれを見つけた。日当たりのよい生け垣の中なので、先駆けて咲いてくれたのだろう。

 日本や東アジア原産のバラ科。拡大すると五弁の丸い花びらが根元で離れており、ボケなどに似ていて見応えがある。花の直径は1㎝ぐらいで小さく、この光景は、かなり近づかないと見えてこない。

 通常はサクラと同じ頃満開になる。枝垂れた枝一面に花が咲くと、大きな雪の塊のようになり、雪柳の名前にふさわしい。白い花は地味だが、他の花を引き立てて春爛漫の気分になる。寒風の中そんなことをちょっと想像した。