天気が良いので、近場で真冬でも緑の植物を探してみた。画像はイチョウの木の幹を覆っていた苔である。住宅街を歩いていたとき緑地帯で目についたもの。葉緑素のため緑色であるが、普通の被子植物の緑色と微妙に色合いが違うように思える。鮮やか過ぎて、深みがないのだ。しかし目が覚めるような瑞々しい色である。
苔はこれまであまり注目してこなかったので、詳しくない。おそらくサヤゴケという種類だと思う。蒴(さく、胞子の入れ物)が未熟なようなので確証はない。蒴の柄が葉のようなもので覆われて莢(さや)のようなのでこの名があるそうだ。
下図は木に着いている様子だ。縦向きだが遠く続く緑の山を見るようだ。