植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

冬の緑色

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 天気が良いので、近場で真冬でも緑の植物を探してみた。画像はイチョウの木の幹を覆っていた苔である。住宅街を歩いていたとき緑地帯で目についたもの。葉緑素のため緑色であるが、普通の被子植物の緑色と微妙に色合いが違うように思える。鮮やか過ぎて、深みがないのだ。しかし目が覚めるような瑞々しい色である。

 苔はこれまであまり注目してこなかったので、詳しくない。おそらくサヤゴケという種類だと思う。蒴(さく、胞子の入れ物)が未熟なようなので確証はない。蒴の柄が葉のようなもので覆われて莢(さや)のようなのでこの名があるそうだ。

 下図は木に着いている様子だ。縦向きだが遠く続く緑の山を見るようだ。

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