植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

アオサギ

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 東京都と神奈川県の間を流れるその名も境川(さかいがわ)は、流域全体が護岸された典型的な都市河川である。しかし、多摩丘陵相模原台地の境界でもあり、周辺は住宅密集地ながら緑が多く、水質も悪くない。両側に広い遊歩道があり散歩やジョギングに最適だ。

 晴れた日に歩いてみると、駅前の喧騒から数分のところなのに多くの水鳥が来ていることに驚いた。ダイサギコサギ。カモの仲間などだが。中にちょっと変わったのがいるなと思ったら、一羽アオサギが混じっていた。

 ダイサギとほぼ同じ大きさで、白い体に、眼のあたりから後頭部にかけて黒い縞がある。また、長い首にも斑紋状の黒線があり、付け根のあたりに飾り羽が垂れている。羽根は灰色だが、少し青みがかった深い色である。これが青鷺の名のもとになったといわれる。羽根を開くと先の風切り羽根が黒い。今はたたまれていて胴体の黒い模様になっている。画像ではわかりにくいが後頭部に黒い飾り羽根がある。色々なアクセサリーを付けている貴婦人といった感じ。なかなかエレガントである。

 さらに歩くと、人だかりがしている。近寄ると、望遠カメラの放列だ。見るとやはり都市河川のスター、カワセミがいた。アッ、川に飛び込んで大きな魚を捕った。画像が欲しかったが、悲しいかな私のハンディデジカメではきれいな画像は無理のようだ。