街中では生け垣になっていたりして色々なところで見かける。10月から12月の晩秋が花期。今は次々と咲き続けている。そろそろ他の花が少なくなってきたので、地味だが街の彩りとして貴重である。
ツバキ科で5枚の花弁から溢れ出すほど多数の雄シベが出ている。見て回ったが、一つとして整った形の花がない。花びらがヨレて反り返ったり、大きさが違ったり…。しかしミツバチなどが群れ集まっていて、花としての機能は十分果たしているようである。
画像左上が花後の状態で、雄シベと花弁が全部落ち、一本の雌シベ(黒くなっている)と子房が残っている。この辺りはツバキに似ている。子房は小さくて花柄が残っているだけに見える。これが約1年かけて成熟した実になり、種を作る。
チャノキの実:2020‐10‐3。