植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

早朝の雲

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 夜明けに窓を開けると空がこんな感じ。空全体に広がった薄い雲のベールが東から巻き揚げられたようになっている。ベールの細かい繊維が光って美しい。

 雲の種類としては、巻積雲(けんせきうん)と呼ばれるものと思う。いわゆるうろこ雲やいわし雲だ。昼間ならば細かい雲の粒をばらまいたようで、秋らしい雲の代表である。

 私には、薄く積もった雪に陽が当たって少し溶けたもののように見える。青空との境が直線状になっているのは、上空の風のせいか。はたまた太陽光で氷晶の雲が水蒸気に変わって雲が消えたためか。地球規模の夜明けの線を想像した。

 スジ雲(巻雲)と同じく高い所に出る雲で、1-2日後に雨を降らせることがあるそうである。