キク科である。肉眼ではわからないが、拡大するとそのことがよくわかる。花序(穂)は多くの小穂(しょうすい)からなる。要するに花はキクに似た小さな花の集まりだ。舌状花の花弁は小さく、内部の筒状花の方が大きい。全体が少しオレンジ色っぽい黄色である。
花期は10‐11月。空き地や線路沿いがこの花で埋められるのは晩秋の風物詩だった。子供の頃月見に花といえばこれしかなく、お供えした覚えがある。花粉症の原因と誤解されているが、花粉はあまり飛ばず、虫により受粉するタイプだ。同じ北アメリカ原産のブタクサと混同されたせいらしい。最近は昔ほど見かけない。色々あって日本の風土に適応してきているのか。