地味な野草だが、デジカメで拡大すると肉眼ではわかりにくい所がはっきりして面白い。ただしピントが合いにくくて苦労した。
稲のモミのような形の花は、花穂の途中に二つ対になって付き、長い紫色のトゲ(芒、のぎ)をのばす。2本の白い羽毛のような雌シベの柱頭(先端部分)と薄クリーム色の雄シベの葯が噴き出したようになっている。
ササに似た形の小さな葉に縮んだようなシワが独特で、縮み笹が名前の由来。林縁など半日陰のような場所で地面を這うように広がっている。今の時期は30㎝ほどの花穂を出している。花穂は紫がかった暗い色のため目立たないが、慣れてくるとそこら中に普通に生えていることがわかる。