植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

コシロノセンダングサ

f:id:M_majipan:20200930161306j:plain

 今頃はちょっとした空き地があるとアメリカセンダングサが繁っていることが多い。花弁のない(筒状花のみ)オレンジ色の小さな花を咲かせている。引っ付き虫(種)が大量にできて嫌だな…。と思っていたら、よく似ているが花弁(舌状花)のある種類を見つけた。接写して調べてみた。

 センダングサの名は、大木になるセンダン(栴檀)に葉が似ているため。仲間が何種類かあり、センダングサは小葉3枚が3つ集まった複葉で、舌状花が黄色。コセンダングサは小葉が5枚で筒状花のみ。雑種とされるアイノコセンダングサなんていうのも有るのでヤヤコシイ。

 そして画像の花は、コシロノセンダングサと思われる。基本5枚の白い舌状花の枚数、大きさや付き方がマチマチで、「小白の」という名前が似つかわしい。花の部品を子供が取って付けたようなトボケた趣がある。

 その後また歩いてみた。一旦知識が付くと、みな同じアメリカセンダングサに見えた繁みに小さな花びらが見えてくるから不思議である。