植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

キアゲハとツリフネソウ

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 多摩丘陵の小道沿い。ツリフネソウの花の近くにキアゲハがとまっていた。近づいても逃げない。蜜を吸うわけでもなく、何をしているのか…。ともあれ、色の取り合わせはなかなか良い。

 キアゲハは普通のアゲハと形や大きさはほぼ同じだが、黄色が強く、黒い網目模様も少し異なる。街であまり見かけないのは、野山に多いセリ科植物を幼虫の食草としているためだ。ただしニンジンもセリ科で、食べると害虫になってしまう。一方、アゲハは人里に多いミカン科の植物を食草としている。

 ちなみに、羽根を揚(あ)げてとまるので揚羽なのだそうだ。画像のように羽根を広げていることも多い。タテハ(立羽?)という名の蝶も多いがどう違うのだろうか。