近所の駐車に使われている空き地。草叢からまっすぐな茎がシュッと何本も伸びている。最初は何の草かわからなかった。そのうち短い分岐が多数出て、マメ科の特徴がある花が付き、ようやくメドハギとわかった。葉も花も落ち着いた色なので目立たない。
これも萩の仲間で、由緒正しい日本自生種ある。茎が固く木とも思うが、冬はいったん枯れて、翌年また地下から芽を出す。夏の終わりごろから急速に伸びてきて大きな株になり存在感はある。
名前の由来は易者が占いに使う筮竹(ぜいちく)。今はほとんど見ることはなくなった。あれは竹製だが、昔はメドギ(目処木、筮)と言って真っすぐな植物の茎が用いられていた。この植物も実際に用いられていたらしい。