植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

萩の花

 

f:id:M_majipan:20200911085349j:plain

 秋の七草の筆頭。しかし近場の里山では普通のハギは見かけない。その代わりよく生えているのは、画像のヌスビトハギだ。ハギは低木だが、こちらは多年草だ。薄暗い雑木林の中の歩道沿いにポツポツと咲いている。

 以前一度紹介したが、その時はユニークな形の実と奇妙な名前に注目した。今回は花穂に焦点を当ててみた。

 花はごく小さくて地味。蝶形花と呼ばれるマメ科の特徴があり、ピンク色と赤紫色の組み合わせがカワイイ。さらに、小さな蕾がもう薄ピンク色になっている。近寄ってみると、大きな花穂はピンクや赤紫の砂をサッと振りまいたようでなかなか美しい。