夏から秋まで咲き続けるので、百日草。強烈なパステルカラーが夏に似合う。原産地メキシコのキク科植物で、ジニアとも呼ばれる。
花の周囲を一列の舌状花が取り巻く。よく見ると中心部のオレンジ色は雄シベではなく独立した小さな5弁の筒状花である。つまり花の中に花が咲いている。これが中心に向かって次々と開いていく。周辺の花弁は枯れないが徐々に色が褪せていき独特の風情になる。
子供の頃は花壇や民家の庭先でよく見た。花がシンプルな構成なので貧乏くさいなどと思っていたが、今回じっくり見てちょっと見直した。なお、最近は新種が続々と導入されて様変わりしている。