植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ヒャクニチソウ

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 夏から秋まで咲き続けるので、百日草。強烈なパステルカラーが夏に似合う。原産地メキシコのキク科植物で、ジニアとも呼ばれる。

 花の周囲を一列の舌状花が取り巻く。よく見ると中心部のオレンジ色は雄シベではなく独立した小さな5弁の筒状花である。つまり花の中に花が咲いている。これが中心に向かって次々と開いていく。周辺の花弁は枯れないが徐々に色が褪せていき独特の風情になる。

 子供の頃は花壇や民家の庭先でよく見た。花がシンプルな構成なので貧乏くさいなどと思っていたが、今回じっくり見てちょっと見直した。なお、最近は新種が続々と導入されて様変わりしている。