近場の雑木林が緑地公園として保存されており、周辺のボランティアの方々によりきれいに整備されている。木はコナラやクヌギなどの落葉樹が中心である。林床は一面ネザサに覆われており、林縁にはオカトラノオの群落があった。細い遊歩道を歩くとササからかわいい花が突き出していた。
花と葉の特徴からシソ科のアキノタムラソウと思われる。アキノ-という名前でありながら今頃から咲き始め、11月頃まで残る場合がある。タムラは屯(たむろ)からきており、群れ咲く様を表している。
この場所では、群落にならずあちこちにポツンポツンと生えている。また日陰では頼りなげでヒョロリとしているが、陽当たりがよい所ではむやみに大きくなりゴツイ感じになる。
ネザサは定期的に刈られている、そうするとかつての里山の草花が戻ってくるそうである。