植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

住宅地に残された雑木林

f:id:M_majipan:20200704082811j:plain

 近場の雑木林が緑地公園として保存されており、周辺のボランティアの方々によりきれいに整備されている。木はコナラやクヌギなどの落葉樹が中心である。林床は一面ネザサに覆われており、林縁にはオカトラノオの群落があった。細い遊歩道を歩くとササからかわいい花が突き出していた。

 花と葉の特徴からシソ科のアキノタムラソウと思われる。アキノ-という名前でありながら今頃から咲き始め、11月頃まで残る場合がある。タムラは屯(たむろ)からきており、群れ咲く様を表している。

 この場所では、群落にならずあちこちにポツンポツンと生えている。また日陰では頼りなげでヒョロリとしているが、陽当たりがよい所ではむやみに大きくなりゴツイ感じになる。

 ネザサは定期的に刈られている、そうするとかつての里山の草花が戻ってくるそうである。