真夏の花で、東京では新盆(7月中旬)のころに一斉に開花し、盆花としてお供えに使われる。赤紫色が夏の法事によく似合う。ハギ(萩)に似ていて禊(みそぎ、お清め)に使われるので禊萩(みそはぎ)である。
谷水田近くの湿地に固まって生えていた。まだ咲き初めだ。よく見ると結構特徴的。細長い葉が2枚対向しており、90度ずれながら続く。上の方の葉の付け根にぐるりと独特の形をしたツボミが取り巻き、下から花が咲いていく。花弁が6枚というのも少数派だ。他の植物とは似ておらずミソハギ科という独自の分類がなされている。