植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ユスラウメの実

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 民家の庭先。ここのところの雨は止んだが、街はまだ冷んやりした空気に包まれている。径1㎝ぐらいの小さな実が膨らんで赤くなり始めている。この赤色は彩度が高く目を引く。サクランボと近縁だが、産毛が生えているので独特の柔らかい感じのツヤになる。

 漢字で山桜桃梅と書く。どれかにしてくれと思うが、花はサクラやウメ、実はサクランボ(桜桃)や梅に似ているのだからしょうがない。実を集めて食べると美味しいらしい。せいぜい1.5mぐらいの小低木だが、たくさんつけた赤い実が風に揺れるところが「ユスラ」の名の由来とかなんとか…。名前もカワイイところがよい。