民家の庭先。ここのところの雨は止んだが、街はまだ冷んやりした空気に包まれている。径1㎝ぐらいの小さな実が膨らんで赤くなり始めている。この赤色は彩度が高く目を引く。サクランボと近縁だが、産毛が生えているので独特の柔らかい感じのツヤになる。
漢字で山桜桃梅と書く。どれかにしてくれと思うが、花はサクラやウメ、実はサクランボ(桜桃)や梅に似ているのだからしょうがない。実を集めて食べると美味しいらしい。せいぜい1.5mぐらいの小低木だが、たくさんつけた赤い実が風に揺れるところが「ユスラ」の名の由来とかなんとか…。名前もカワイイところがよい。