近所を散歩していると路側が黄色い塗料をぶちまけたようになっていた。草丈は10㎝ぐらいで地面をびっしり覆う。民家の庭先から逃げ出して、野性化したもののようだ。今の時期は町の至る所で見かける。
多肉植物系の姿で派手な花は、いかにも中南米の乾燥地帯由来と思える。しかし、メキシコには自生しておらず、帰化植物だが原産地不明とのこと。同じベンケイソウ科の植物は日本でも自生している。
マンネングサの仲間は何種類かある。葉の先がとがった円柱状であり、よく見ると5本指の手みたいな実らしきものが見えるので、この種類ときめた。他には、種ができずムカゴ(小さな芽ができて分離する)で増えるコモチマンネングサや、ツル性のツルマンネングサもある。