植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

タツナミソウ

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 立浪草。花の形を波が大きく立ち上がって波頭が砕けた様子に例えている。シソ科の青は印象に残るものが多いが、サファイアブルーの花は目が覚めるような色彩だ。やや日陰の草むらの中に群生していた。

 波(浪)といえば、NHK大河ドラマ麒麟が来る」で齋藤道三の紋所が「二頭立浪」である。道三自身が創作したものといわれる。ちょっとカッコいいなと思って視ておられる方もおられるだろう。なお昨日の合戦シーンでは息子(?)の斎藤高政(義龍)の紋所は「撫子(なでしこ)」、明智光秀は「桔梗(ききょう)」だ。戦国武将の象徴である紋所が可憐な花というのは日本人独特の感性だと思う。