植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

イヌガラシ

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 道端でよく見る雑草。アブラナ科で花弁は4枚。ただしどういうわけか、近場のものは皆潰れたようになっておりまともな花がない。なぜだろう。草むらに紛れて咲いている花はまともなので、踏まれたせいか…。

 近縁のスカシタゴボウやカキネガラシとの区別は、図鑑と首っ引きであった。実が細長い棒状なのと、葉の形などから判断した。

 全体に赤茶色が掛かっていて野沢菜の漬物みたいな色だ。名前に「イヌ」とつき、からし菜に似て非なるものの意味だが、近い種類らしく辛みがあって食べられるそうである。