植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

枯れ残ったタチツボスミレ

f:id:M_majipan:20200303094356j:plain

 春はまだまだと書いたが、咲いているタチツボスミレを見つけた。場所は住宅地に囲まれた神社の杜(もり)の陽だまりだ。周囲に枯れた昨年の茎が見える。中央部の葉が枯れ残っており、少しの温かさで花を付けたようだ。今年は1月頃にも切通しの南向きの斜面で花を見た。

 葉はスペードに近いハート形で周りのギザギザ(鋸歯)や葉脈が目立つ。最大の特徴は、茎の途中から葉が出ていてその付け根に深く切れ込んだ小さな葉(托葉、たくよう)があること。花茎もあまり曲がっていない。

 本格的に咲き始めるのはもう少し先。近場ではあっという間にこの種類ばかりになってしまう。花に陽が当たっているが、今はまだ縮こまった感じだ。