自然公園の管理棟近くで見つけた。管理人さんが植えたのか。
淡い黄色というかベージュ色で、下向きに垂れたような花がたくさんついている。花びらがヨレテいるのでマンサクの仲間かと思ったが、ちょっと早すぎる。花の中に上向きに開いたものがあり、中央部に赤紫色の模様が入っている。花の特徴や残った葉の形などからロウバイの仲間だとわかった。それなら開花時期が今でも不思議はない。
先日のソシンロウバイよりは小ぶりで地味な花である。接写すると花びらは半透明で、乱れた感じだ。しかし、わざと形を崩した生け花のように、全体的にはバランスがとれておりなかなか魅力的だ。
名前からわかるように中国の原産。雲南省だから南の奥地のほうか。中国原産の花は日本から見るとケバい感じがするが、独特の美しさがあると思う。