里山の一角の林縁で、笹薮にツルを絡ませて花を咲かせていた。花の後はエンドウ豆に似た小さな実ができる。まさに「薮豆」である。葉は三枚の小葉からなり大豆の葉を小型にしたような形だ。なお種(豆)は食べられるそうである。
接写するとマメ科の花特有の形をしているのがわかる。青紫と白のツートンカラーがモダンな感じがして美しい。
外観や生態がよく似たツルマメという植物があり、日本の山野に自生している。大豆の原種とされていることから興味があり、探していた。実はこの花もツルマメではないかと期待したのだが違っていたようだ。