場所は東京都町田市の七国山地区。咲き始めたソバ畑の横の小道を歩いていると、聞き慣れない鳴き声がした。ちょっと渋い声で「キョー」と聞こえた。振り向くとなんとキジ(♂)だ。野生のものは初めて見た。こんな住宅地のすぐ近くで…、驚いた。
あわててカメラを取り出し近づこうとしたが、サーッと逃げていく。やっと撮れたのがこれ。斜め後ろからの画像だが特徴はわかると思う。
首から胴体がグリーンメタリックで目の周りが真っ赤だ。なんとも派手である。尾羽根の縞模様も粋だ。日本の国鳥になっているのも頷ける。
派手な外観のうえに大きな声で鳴くので、ハンターに撃たれてしまう。だから有名な成語がある。雉も鳴かずば…。しかし、撃たれるのはともかく、以前紹介したように、ここは猛禽類オオタカのテリトリー(縄張り、てり鳥ー?)である。大丈夫なのか。とぼけた顔と動きを見ていると心配になってしまった。