植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

ミチタネツケバナ

 

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 名前の通り大量に種をつける、最近よく見かける雑草だ。普通のタネツケバナと思っていたが、似た外来種である。雑草取りの時、プチプチと音を立ててサヤが割れ、根を引き抜いた穴に種が飛び散る。これではわざわざ種を蒔いてやっているようなものだ。

 昨年1月の半ば、庭の地面をよく見るとこの植物がもう生えていることに気づいた。極小サイズながら立派なロゼットを形成している(画像)。その後少し暖かい日があると、小さいままつぼみをつけ花まで咲かせていて驚いた。そしてあっという間に種を振りまき、また次の世代が芽を出す。夏場は背丈が10センチ以上になるが、夏草が伸びてくると負けてしまうので早めに種をつけるのか。

 こんなヤツを減らすためにはどうしたらよいのであろう。考えたが、種をつける前に引き抜くことだ。ならばそれは今だ。昨年そう思って冬場と早春に除草をやってみたところ、今年はほとんど見かけなくなった。効果ありだ。