名前の通り大量に種をつける、最近よく見かける雑草だ。普通のタネツケバナと思っていたが、似た外来種である。雑草取りの時、プチプチと音を立ててサヤが割れ、根を引き抜いた穴に種が飛び散る。これではわざわざ種を蒔いてやっているようなものだ。
昨年1月の半ば、庭の地面をよく見るとこの植物がもう生えていることに気づいた。極小サイズながら立派なロゼットを形成している(画像)。その後少し暖かい日があると、小さいままつぼみをつけ花まで咲かせていて驚いた。そしてあっという間に種を振りまき、また次の世代が芽を出す。夏場は背丈が10センチ以上になるが、夏草が伸びてくると負けてしまうので早めに種をつけるのか。
こんなヤツを減らすためにはどうしたらよいのであろう。考えたが、種をつける前に引き抜くことだ。ならばそれは今だ。昨年そう思って冬場と早春に除草をやってみたところ、今年はほとんど見かけなくなった。効果ありだ。