明けましておめでとうございます。
2019年年頭を飾るのは、我が家の狭い庭のロウバイの花である。蝋梅という名のように、ロウ細工のような透明感のある黄色の花で、枝ぶりが梅に似ている。しかも梅より早く真冬に咲いて、甘い香りを放っている。
膨らんだつぼみがいくつか落ちていて、誰がやったかと思っていた。ある時近づくとバサバサと飛び立ち、花を食べに来た鳥の仕業とわかった。今の時期、鳥も必死なのであろう。でもおいしくなかったようだ。
中国原産。日本人には派手に見える色と形だ。しかし自由奔放に伸びる枝と相まって、色彩の乏しい真冬の景色の中で、その佇まいは不思議に調和がとれている。好きな花だ。
今年も色々なところで中国の人を見ることになるのかなと思う、新年である。