植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

石の花:頑火輝石(がんかきせき)

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 これも今度の池袋ミネラルショーで手に入れたもの。野の花を思わせる鉱物結晶の一つである。

 耐火性能に優れているので、「頑火」と名付けられた輝石の仲間である。「菊寿石」の名で水石として鑑賞されているそうだ。

 鉱物の大きな結晶は母岩の空隙にできることが多いが、これは岩石の中で結晶が放射状に集合して球状になっている。そのため割ると黒い母岩をバックに花火や菊の花のような形が現れる。

 結晶は少し緑がかったクリーム色で、絹糸のような光沢がある。私は以前紹介したアキノノゲシの花に印象が似ていると思う。