植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

トキリマメの実(2)

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 以前里山公園で見かけたトキリマメの赤い実が、どうなったか見に行った。ちょっと驚く変貌を遂げていた。画像のように、サヤが割れてめくれ上がり中の二個の種が落ちずに外側についている。何とも不思議な造形である。

 赤いサヤと黒い種(実?)の造形は、一つ前のゴンズイの実と同じだ。他にも、クサギや山椒の実も似た感じになる。植物が類縁というわけではないのに、似た色や形になるのは、大変面白いと思う。

 鳥に食べられて種を運ばせるという戦略をとった結果の、平行進化というやつだろうか。