例年秋口に畑の端や畦道に群生して咲いているこの白い花。近寄ると結構きれいなのだが名前を知らなかった。雑草として摘んでみてその臭いから初めてニラの花であることを知った。
小さな花が半球形に集まっており、立体的で接写がうまくいかなかったので、一つ摘んでスキャナーで取り込むと画像のようになった。正多面体かサッカーボールのような花の配置である。
この植物で不思議なのは、ちょうど今頃突然出現することだ。葉が地味で目立たないためかも知らないが、短期間に一気に伸びて花を咲かせるせいだと思う。葉が畑のニラよりよほど小さく細く、餃子に入れるのは難しいかもしれない。昔の農家さんが植えたものが野生化したものだと思う。