画像は私の住んでいる街の変哲もない夕暮れの空の情景である。夕焼け空の残影と、電線の交錯が面白いと思った。
よく見ると自動点灯の街灯が点いていない。街灯は点いたとたんに光が当たっているところ以外の周りが闇に沈み夜に変わる。街灯が壊れていると、夕焼けの最後の色が消えるまで夕暮れ時がずっと続くような気がする。
夕暮れ時は黄昏(たそがれ)ともいう。一日の活動を終えてホッとするときである。こんな時は不思議なモノが感じられたり見えたりするという。昔の人は「魔」と呼んだ。私もそういうものに遭遇した経験がある。単にボーとしていて夢を見ただけかも知れないのだが、その時は結構衝撃を受けたことを思い出す。
先に書いた「謎の光点」も黄昏時であった。怪談話の季節なので、今後、「謎シリーズ」でそういった経験を書いてみたい。