6月1日付の、砂金採りのパンニング中に気付いた微小な金属球についての続きです。
最近、「微隕石探索図鑑」なる本が出ていることを知った。少々高かったが、すべて地表で見つかる微小な球体についてなのにもかかわらず、驚くべき写真の連続であった。
それによると、宇宙からの飛来物だけではなく、各種の人為によって生じた微小な球体も多く見つかるようだ。典型的なのが、おそらく鉄製品を機械で削った時などに生ずる磁性小球体である。
そこで、パンニングで集めた小球体から、磁石に反応しないか、弱い磁性しか示さないものを選び出したのが、今回の画像である。最大のもので直径1㎜程度だ。
一見して、様々な種類があることがわかる。この中に微隕石も含まれていてもおかしくない。表面の微細構造が分かれば、宇宙由来の証拠の一つになるのだが、私のスキャナーの解像度ではこの辺が限界である。
こうして眺めていると、金属光沢の球体が宙に浮いて奥行きがあるように見えてくる。宇宙的というか、惑星の集合か小惑星帯を見ているような気分になる。