植物(花)や岩石鉱物など大地に根差した自然のものは何でも好きです。また人為であっても古いものには興味があります。東京都と神奈川県の境界ぐらいの郊外都市に在住。周辺の市街地と多摩丘陵を中心として、近場に残された自然を探検しています。時々丹沢山地、相模川流域、三浦半島などにも足を延ばしています。

都市農業

ゴマの花

ゴマは誰でも知っているが、元の植物や収穫のことを知っている人は少ないと思う。 花はパステルカラーの薄紫色で、花の形にはシソの仲間の特徴がある。花の後は小さなオクラみたいな実になる。中に種、つまりゴマ、が入っている。 収穫は9月頃である。1メー…

インゲンマメの花

花芽が伸びてきて次々と咲き続ける。新しい花が咲くと前の花が黄色くなる。今後は実が急速に伸びてくるので、収穫が楽しみである。 子供の頃、サヤインゲンのゴマ和えを母がよく作ってくれたが、美味しいとは思えなかった。何故味のないサヤを食べなければい…

ピーマンの花

ピーマンは身近な野菜だが、その花は意外と知らないものだ。小さな白い花で、下を向いているので目立たない。拡大するとこんな感じ。 夏野菜に多いナス科だ。花弁は5~7枚で、紫色の雄シベが突き出している。ちなみにトウガラシやシシトウの花とはそっくりで…

ホトケノザ

今の季節には、一斉に草丈を伸ばし赤紫の花を付ける。シソ科特有の唇(くちびる)にたとえられる花は、拡大すると実にユニークな形と模様であることがわかる。丸い葉が仏様の蓮の台(はすのうてな)に見立てられて「仏の座」というそうである。葉の中央の紅…

ミチタネツケバナ

名前の通り大量に種をつける、最近よく見かける雑草だ。普通のタネツケバナと思っていたが、似た外来種である。雑草取りの時、プチプチと音を立ててサヤが割れ、根を引き抜いた穴に種が飛び散る。これではわざわざ種を蒔いてやっているようなものだ。 昨年1…

鎌倉野菜

3年ほど前鎌倉に行った時、市農協即売所というところで店頭に並んでいたものである。この建物は駅からほど近いのだが、外観は昭和の市場という感じで目立たない。しかし画像のように、置いてある野菜は大変カラフルでユニークだ。センスはいかにも「鎌倉」…

キンモクセイ

今の時期、キンモクセイの甘い香りは印象的だ。思わず木を探すのだが、なかなか見つからない。それくらい花そのものは大変小さくて地味だ。接写で思い切り拡大してもこの程度である。但しこのオレンジクリームみたいな色合いと香りは印象がぴったりだ。 近く…

ソバ畑

ソバ畑が満開となった。この畑は広大な斜面に続いており、一面の真っ白な花がみごとである。風向きによっては肥料のような臭いがする。この花本来の香りだそうである。不快というほどのことはないが、もともと救荒作物であったこの植物の地味なイメージその…

ニラの花(その2)

ニラの花が満開だ。地味だが一斉に咲くと見ごたえがある。但しニラの畑ではなく、ネギ畑の傍らの農道みたいな場所である。他にも気を付けてみていると、いろいろな場所で見かける。ちょうど今頃、僅かにさわやかさを感じる風が吹き始めた、晩夏から初秋にか…

ニラの花

例年秋口に畑の端や畦道に群生して咲いているこの白い花。近寄ると結構きれいなのだが名前を知らなかった。雑草として摘んでみてその臭いから初めてニラの花であることを知った。 小さな花が半球形に集まっており、立体的で接写がうまくいかなかったので、一…

ササゲの花

ササゲというのは畑で栽培される豆の一種である。実(さや)が30cm以上にも伸びてぶら下がるので「ササゲ」というのか。長いインゲン豆みたいな感じだ。さやの中に入っているのは小豆色の小さな豆で、実際小豆の代わりに赤飯に使われる。 ササゲの花は薄赤紫…

夏草や・・・

梅雨明けして夏草の季節だ。援農では草取りが主となる。薬を使わないので、炎天下の除草は大変である。しかも、一週間前に小さな芽だったものが、もう作物と同じぐらいに伸びておりいやになる。 「雑草という名の植物はない」と昭和天皇は言われた。生物学者…

チャカリキ?

開成町のアジサイ祭りに行った帰路見かけた風景である。アジサイに囲まれたお茶の畑が、非常にきれいにカマボコのような形に刈り込まれており、畝の間は15cmぐらいしかない。どうやって刈っているのだろうと気になっていたが、これで納得した。機械の底面…

ウズアジサイ

開成町のアジサイ祭りに行ってきました。ここは広大な農地が大きく区画されていて、農道沿いや区画の間に、各種のアジサイが植えられている。今、見頃である。 画像は、ウズアジサイという古い園芸品種だ。萼片が内側に丸まって渦を巻くように見えるからだそ…

キクラゲ

梅の収穫の援農先である、旧家の玄関先の古木(椿?)に生えていたものだ。キクラゲは漢字で「木耳」と書く。大きさや形だけでなく、触った感触も耳たぶとそっくりだ。納得した。 中華料理の木須肉(ムースーロー)はキクラゲと豚肉の卵炒めである。私の大好…

堆肥の山

私の参加している援農のNPOでは、研修農園で使う堆肥を自分たちで作っている。堆肥にもいろんなタイプがある。原料は大学の馬術部から貰ってきた馬糞入り麦わら(お礼はできた野菜)とごみ処理場から出た木材チップが中心で、圃場から出た野菜くずなどを混ぜ…

藍色

虫にやられたのか穴だらけだが、これが藍染に使う藍(あい)の苗である。研修農園の片隅に植えられていた。よく見ると、傷がついた部分が藍色に変わっていることがわかる。画像ではよくわからないが、青光りしているような深い色である。 衣服の染色に使って…

麦秋?

麦の収穫時期の今頃は麦秋と言われる。黄金色の麦畑を5月の薫風とともに見るのは心地よいものである。この画像は近場の麦畑?の現状である。 実は2年ばかり耕作されていない。それ以前は麦が栽培されていた。収穫時に落ちた種から発芽して・・を2回繰り返し…

バラとアブラムシとテントウムシ

うちには小さな花がたくさんつくバラがある。結構大きくなった。今年もその季節がやってきた。同時にアブラムシもびっしり。かつては薬を撒いていたが、あまり効かなかった(耐性?)。どうやら翅のついたヤツがすぐ飛んでくるようだし、きりがないのでここ…

ブルーベリーの花

ブルーベリーはツツジ科なので、花の形が生け垣などでよく見るドウダンツツジに似ている。色合いはベリーの実に似て青紫がかっているため、少し妖しいムードがある。 これはブルーベリー農園で草取りの援農をしたときに撮ったものである。花の下方に見えるス…